子ども達からの報告

子ども達からの報告

子ども達からの報告をそのまま転載しています。

2020年度

進学 男子

私は、第一志望であった大学に入学し、とても充実した毎日を送っています。

新型コロナウイルスの影響で授業はほとんどが遠隔で行われましたが、時期や受講人数などによって対面でできたものもありました。講義自体も専門的で難しいものが多く、配布資料を読むだけでは理解が進みにくく、「対面だったらもう少しわかりやすかったのかな」と思うことも多々ありました。一方で、今までとは違う視点からものを見る講義もあり、とても興味深く感じることもありました。

また、入学当初は、とにかく人間関係がうまく作れるのかがとても不安でした。

しかし、学科でオンライン交流会が開催されたり、対面授業で一緒になった人と連絡を取り合ったりしたことで、友達を作ることができました。入学から4か月たつ今でも、直接会ったことはほとんどないけれど、毎週末にオンラインで勉強会を開いたり、ゲームをしたりと交流を深めています。

将来に対する不安は大きく、感染拡大が長引いている現在では、その不安もいっそう大きくなっています。でもだからこそ、自分にできることを精一杯やっていきたいなと思います。

最後になりますが、支援してくださり本当にありがとうございます。これからも将来社会に役立つ人材となれるよう日々努力していきたいと思います。

進学男子01

進学 女子

一人暮らしを始めて5か月程が過ぎました。初めに比べてみると勉学と家事の両立が出来るようになりました。7月には定期テストもあり、精神的にも肉体的にも、きつい時期がありました。しかし、施設の先生からの電話やお手紙などで元気をもらい、どうにか乗り越えることが出来ました。施設を退所してからも様々な場面でサポートして頂いて、感謝しなければいけないなと思いました。

最近はお散歩するのが趣味で夕方くらいに一人でブラブラと歩きながら、1日の振り返りをしています。反省することもあったり、面白かったこと楽しかったことを思い出しクスッと笑ったり、この時間を設けることで、今の自分が保てているのだと思いました。

コロナの感染拡大防止の為に、また専門学校ではリモート授業になりました。時々学校登校の日には友人と直接話せる喜び触ることのできる嬉しさのあまりはしゃいでしまいます。今まで当たり前だったことが当たり前でなくなる。「当たり前は当たり前じゃない特別だね」と友人と語り合う機会も増えました。

今年の夏は帰ることが出来ませんでした。夏休みに帰るためにテストも頑張ったのに・・・。と少し気持ちは沈んでしまいましたが、今、自粛することで自分自身も他の人も守れることが出来ると思ったら、我慢することが出来ました。看護学生であるということをしっかり意識して、自分の行動に責任が取れるように先を見通して何事も行動するように心がけています。少しずつではありますが、成長していけているのではないかと思います。皆様もお身体にはどうかお気を付けください。

進学女子01

就職 男子

私は一人暮らしを始めてから一番思うことは施設で生活出来ていたありがたみです。毎日、当たり前の様に手作りのご飯を食べられ、学校や部活動の日のお弁当、洗濯等、今まで苦労していなかった事に苦労する毎日です。いざ卒園して自分がするとなると中々続けることができません。しかし、施設の先生方はそれを当たり前の様に毎日してくださり、又、子供達と向き合ってくれる、相当な体力を使っていたんだと今になって迷惑を沢山掛けてきた自分への後悔と先生方への尊敬と申し訳なさで一杯です。けど、そんな先生方と出会えたから今の自分がいます。

仕事では中々上手くいかず、毎日のように上司から指導してもらって、疲れてしまって折れそうになる時もあります。だけど負けたくない根性と絶対今までお世話になった方々に恩返しする、元気で頑張ってる姿を報告したいという気持ちで頑張っています。

卒園してから苦労も多いですが、楽しいことも多々ありました。同じ会社の同期と寮でバーベキューや海水浴、美味しい物を食べに行ったり、熊本に帰ってきた時は施設に行き、先生方や子供達と久しぶりに顔合わせ出来たりです。

これからも大変な事もあると思いますが、今までお世話になった方々への感謝と負けん気の気持ちで頑張ります。

就職男子01

就職 女子

約5か月間キャディとして仕事をして、大変な事もありますが、努力してここまで頑張ってこれました。仕事をしながら不慣れな家事をこなすのは、難しくて、今まで私たちのために支えてきてくれた職員に尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになりました。たまに、前のように職員に甘えたい、頼ってしまいたいと感じてしまいますが、心を鬼にして生活に慣れるようにしています。

仕事に関して不満や、耐えられないことも多々あるのですが、目標を達成するまで、我慢して乗り越えていこうと思いました。そして、いつか職員と施設の方々に恩返しをしたいです。

悲しいこと辛いことは何があってもつきることはありません。日々が苦しいです。でも良いことや、楽しいこと、大切な誰かのために、生活や仕事を頑張っていくことは、とても達成感があります。くじけそうな時が何度もありましたが、職員の方々などに相談しながら、ゆっくりと自分なりにこなしていければと思っています。

就職女子01