子ども達からの報告

子ども達からの報告

子ども達からの報告をそのまま転載しています。

2015年度

「人に頼ることを恥じてはいけない」

進学支援 一人暮らし

最初は、都会の街の空気感に慣れることに苦労しました。現在の生活は夜間の学校に通っているので、昼間は小学校でバイトをし、その足で大学へ向かっています。そしてサークルなどをしてから夜23時に大学を出て、帰宅するといった感じです。入学した目的は、小学校でのバイトができ、実力を積んでいけるということです。なので、毎日反省ばかりですが、とても充実した日々を送っています。日々の生活から感じ、後輩の皆さんに分かっていてほしいことは、人に頼ることを恥じてはいけないということです。一人暮らしを始めようと考えている人も少なくないと思います。その中で、頼れる友人や先輩を見つけてもらいたいです。一人暮らしは想像以上に辛いことがあります。何でも話せて頼ることができる人を見つけ、大切にしていってほしいを思います。

会話する二人

「好きなことを学べることの喜び」

進学支援 里親家庭暮らし

現在、私は里親の家庭で生活しています。一緒に暮らすようになってからまだ半年ほどですが、困ったこともなく、毎日仲良く楽しく生活しています。いただいた奨学金のおかげもあり、学校に入学したときに払った入学金や教科書代、積立金以外の必要な物や保険料など、支出が多く驚きましたが、きちんと支払うことができてとても安心しています。学校に入学してすぐ友達もでき、クラスもみんな仲がいいのでとても楽しいです。看護学校は予想していたよりも忙しく、課題やテスト、授業も専門的な内容で覚えることもたくさんあります。初めはとても辛いと思っていましたが、慣れてしまうと辛いと思うこともなく、自分の好きなことを学んでいる喜びを日々実感しています。看護はチームワークをとても大事にしているので、友人やクラスメイトと協力して、時には学校の先輩方や教員に助けられながら、学んでいます。

看護師

「子ども達の笑顔が見られることが大きなやりがい」

就職支援 自立援助ホーム暮らし

私は今、憧れていた育児の現場で働いています。施設にいた頃から小さい子の面倒を見ていて、将来は保育士になりたいと思っていました。施設にいた頃は、1人や2人の小さい子をお風呂に入れてあげたり、ごはんを一緒に食べたり、施設の先生が大変そうなときは、寝かしつけをしたり、遊んであげたりもしました。でも実際保育園で働いてみると、子ども達の人数も多く年齢層も様々で、やはり仕事となると大変だなと感じています。その分、子ども達の笑顔を見られることが私にとって大きなやりがいとなっています。今回の支援は、身の回りの必需品やバスで1時間かかる交通費の助けになりました。保育士の資格を取るため、これから通う夜間の専門学校への進学資金としてもありがたく活用させていただきます。働きながら学校に通うのは大変だとは思いますが、「保育士」という夢に向かって一生懸命頑張っていきたいです。

保育士

「離れてみて気付いた感謝の気持ち」

就職支援 寮生活

18年間生活した故郷を離れて、他県の鉄工会社に入社してから早5ヶ月が経とうとしています。入社当初は、全く知らない土地での新生活への不安や今まで当たり前のように近くに存在していた友や家族、職員の方々と離れ離れとなってしまった寂しさなど様々な感情が入り交じり、故郷に帰りたくて仕方がありませんでした。しかし、会社の方々をはじめ、周りの方々に優しく接していただき、次第にこちらでの生活に慣れ親しんでゆくことができました。離れてみて初めて感謝の気持ちの大きさや、関わってきた方々の大切さを強く実感できました。それを力に変え、辛くても苦しくても、歯を食いしばって乗り越えていこうという前向きな気持ちで過ごしています。今は仕事を覚えるのに精一杯ですが、失敗しながらも着実にこなせる作業を増やしています。いろいろな経験ができることをチャンスと捉え、立派な社会人となれるよう頑張ります。

作業員