子ども達からの報告

子ども達からの報告

子ども達からの報告をそのまま転載しています。

2017年度

進学 女子

私は、4月に看護学校に入学してからさまざまなことを勉強してきました。看護学校は高校の時と全く違い、座学だけでなく技術練習の授業が非常に多いです。車イス移乗から技術練習が始まり、今はバイタルサイン測定、清拭、洗髪、リネン交換などの技術を身につけることができました。グループで、看護師役、患者役にわかれて行うので、友達との仲が深まり、お互いにアドバイスし合うなどの協力して行うことの大切さを学ぶことができました。放課後もグループで計画を立てて実習に向けての練習に取り組んでいます。毎日大変ですが、友達と助け合いながら楽しく過ごしています。また、夏休みに5日間、看護助手のアルバイトをし、実際に近くで看護師の仕事を見ることができました。看護師に頼まれた仕事をするので自分が想像していた以上に大変で忙しかったけれども患者さんと関わることで得られるものがあり、看護助手のアルバイトをして良かったなと思いました。

学校以外の生活では、近くで一人暮らししている同じ学校の友達とよく一緒にご飯を作ったりテスト勉強をしたりしています。土・日は学校が休みなので、たまに実家に帰りゆっくりしています。

これからは勉強や練習でさらに学校が忙しくなると思いますが、看護師になることを目指して毎日頑張っていきたいです。

看護師
児童指導員より

施設を退園し、一人暮らしに不安も言っておりましたが、看護学校入学と同時に、寂しいなんて言っている間もない程忙しい日々だった様です。生活にも慣れると、バイトも始めました。月に一回は連絡を取り近況報告をしてくれています。

進学 男子

現在は大学で機械工学を学んでいます。理工学部ということもあり、日々たくさんのレポートに追われていますが、アルバイトにサークルと非常に充実した毎日を送れています。

私は将来大学院修士課程に進みたいという夢があり、進学後の生活費当の貯蓄のために始めたアルバイトですが、コンビニと塾を掛け持ちしており、社会勉強という観点でも、たくさんの刺激をいただいてます。サークルにおいては、軽音部をはじめ4つのサークルに在籍しています。それらの大学生活の中で一番学べたのはやはりコミュニケーション能力の重要性です。誰とでも積極的に関われる人は世界が広がりますし、自分から一歩踏み出さない人は、狭い世界しか知ることができないのだと実感しました。ある意味、広く色々な人と関わるチャンスのある大学生活はとても大切なものであると気づくことができました。自分は広い世界を知って、価値観や視野を広げていきたいです。

専門の勉強はとても難しいですが、学べば学ぶだけのこの道に進んで良かったと感じられます。このように自分のしたい勉強をできたのも、応援や支援をしてくださる皆様のお陰です。言葉では言い表せないほど心より感謝しています。皆様の思いを胸に、日本を担う一員になれるよう努力していく次第です。

バンド
施設相談員より

本人の近況報告のとおり、学業はレポートやテストが多く大変そうです。それでも学ぶ喜びを感じ、ふれあう学友達に恵まれ、充実した大学生活を満喫しているようです。

アルバイトや大学のサークルに参加することで、貴重な社会経験を積み、学業に活かしながら自分の目標である「人が喜ぶものを作る」に近づいているようです。

就職男子 一人暮らし

施設を出て約6か月たって思う事は、最初の頃よりは気楽で過ごせています。最初はどれくらいお金つかっていいとかわからず、ほんまに大変でしたけど年上の先輩とかにも聞いたりして、1ヶ月どれくらい使っていいかもわかってきた。けど今はお金めっちゃつかってしまうので、正直お金がたまってないのが今の現状です。最初はお金つかっていなかったのでどんどんたまっていったんですけど、どんどん慣れてきて、ほしい物も増えてきて、たまっていないので、毎月2~3万は貯金するようにしていきたい。仕事は朝がはやくて、夕方に終わるんですけど朝起きんのがめっちゃ得意ってわけじゃないんで起きんのがしんどいです。けど仕事は朝から夕方に終わるんで、夕方からは自由な時間なので友達とかと遊んだりできるので、楽しく過ごせています。
仕事での人間関係はあんまりで、上司とのコミュニケーションがとれていないので、あんまり好かれてはいないと思っています。もっと積極的にしゃべれるようにしていきたいです。
施設を出て今、一番思うことは、ご飯とか掃除洗濯とか全部やってもらってたので、1人になって、施設の先生にやってもらってたことがあたりまえじゃないことがわかった。施設の先生には感謝しかない。だから施設の先生、そして子ども達にも迷惑をかけないよう、日々の生活や仕事をがんばっていきたい。

ヘ早起き

就職女子 一人暮らし

私は一人暮らしを甘く考えていたと実感しました。自由で楽なものだと思っていましたが実際は食事のことや洗濯、お金の事など考えて生活しないといけないんだと思いました。
今まで施設にいた頃はすべて職員の方がしてくれるのが当たり前というのが定着していました。それを全て私自身でするとなった時、とても大変だなと感じた半面、有難いなとも思いました。一人暮らしをして自分で運転などをするにつれて感謝の気持ちで一杯でした。
私はいつかどんな形でもいいので恩返しをしたいと思いました。また、仕事に関しては本当に自分はこの仕事がしたいのか、自分に向いているのか、続けていけるのかなど自問自答することが多くなりました。ストレスが溜まりすぎてどこにもぶつけられないイライラで泣くことも多々あります。今では本当に施設が恋しいです。だけど自分なりに一歩一歩頑張っていこうと思います。私が頑張り成長した姿を見せることでも今までお世話になった施設に対しての恩返しになると思います。だから、たくさん経験して悩んで成長した姿で施設長や施設の職員の方々に挨拶しに行こうと思いました。

料理