財団情報
事業内容
事業目的
本財団は18歳で児童養護施設等を就職、進学で巣立つ子ども達へ自立奨学目的の助成事業を行い社会人としての生活基盤を支援いたします。また施設等に暮らす子ども達が安心と夢のある暮らしの支援、自立した人たちが様々な問題を抱えた時、癒される相互扶助と交流の場作りをサポートいたします。
これらの目的を果たすべく次の事業を行っています。
具体的事業
子どもへの自立奨学支援資金の提供
児童養護施設や里親委託家庭の子ども達は18歳で高校を卒業した後、原則として施設などを離れなくてはなりません。両親からの援助が得られにくい子どもが多く、一人で自活していかなくてはなりません。寮などの設備がない企業に就職する子ども達はアパートなどを借りるために敷金礼金や生活用品が必要となります。進学する子ども達は入学金や授業料、一人暮らしの準備もしなければなりません。そのような子ども達が社会人の一歩を踏み出せるよう「自立奨学支援資金」を提供しております。
子ども達の夢を守る活動への支援
施設を巣立つ子ども達は、自ら稼いだお金で住まいや衣服を整え、食事をして生活をしていかなければなりません。しかし、子ども達の中には、家庭事情や生まれ育った環境から基礎的な生活能力や、対人コミュニケーションに欠け、仕事に対する意欲などが低い子も少なくありません。子ども一人ひとりに卒園後に一人で生き抜く力をつけさせるには大変な労働力が必要です。今の実力主義の競争社会を生き抜き子ども達の夢を実現させる技術と知識を与えるための活動に参加していきます。
自立した人たちへの心の広場を提供
卒園後一番困ることとしてあがるのが「孤独感」。施設での集団生活から、いきなり一人暮らしを余儀なくされ、身近に相談できる大人もおらず、孤独感や孤立感を深める子どもは少なくありません。お金や人間関係のトラブルなどで困難な状況に陥ったときも自力で乗り越えなければなりません。そんな時に相談できる、アドバイスをもらえる、励ましてくれるそんな仲間とふれあいの場所があれば、全国の児童福祉団体では数々のプログラムを実施しています。私たちもこの活動に協力していきます。